女子硬式野球部 情報 - 管理人
2025/06/29 (Sun) 14:31:38
浦和学院の女子硬式野球部が出陣 日本一目指す榎本主将「いい女になる」
今年4月に発足した浦和学院(埼玉)女子硬式野球部の出陣式が28日にさいたま市内で行われた。
発表されたスポンサー付きの新ユニホームに袖を通した榎本惟花(ゆいか)主将(1年)は「目標は日本一になり、いい女になること。毎試合、毎練習を全力で取り組み日本一になるために頑張ります」と決意を語った。
同校の男子野球部を春夏通じ22度甲子園へ導いた森士部長は「目標は全国制覇、目的は社会に出て活躍できる人になること」と1期生となる1年生10人への期待を込めた。
2025年6月29日 スポーツニッポン掲載
Re: 女子硬式野球部 情報 - 管理人
2025/06/30 (Mon) 08:57:04
甲子園の名門に誕生、女子硬式野球部の挑戦 男子では禁止の試み「用具代がかかる」
★男子硬式野球部は春11回、夏15回の甲子園出場を誇る名門
春11回、夏15回の甲子園出場を誇る埼玉きっての名門・浦和学院高に女子硬式野球部が誕生。28日にはさいたま市内でスポンサー企業のロゴ入りユニホームが発表された。
浦和学院高女子硬式野球部は今年4月、1年生のみの選手10人+マネジャー1人で発足。早速「ジャイアンツ杯争奪ヴィーナスリーグ」に参加し、5月11日に行われた駒沢女子高との初戦を6-3の勝利で飾ったものの、その後4連敗を喫し、1勝4敗で同リーグ「グループA」9チーム中8位となっている(28日現在)。7月6日に埼玉・大利根運動公園野球場で行われる山梨・甲斐清和高戦からは、この日発表されたように、ユニホームやヘルメットにスポンサー企業のロゴを付けて戦う。
さらに、3大大会(全国高等学校女子硬式野球選抜大会、全国高等学校女子硬式野球選手権大会、全国高等学校女子硬式野球ユース大会)にも順次参加していく予定。ロゴ入りユニホーム発表で、榎本惟花主将は「私たち一期生の目標は日本一になり、“いい女”になることです。人数は少ないですが、1人1人の技術を向上させ、ヴィーナスリーグと3大大会へ向けて準備していきたいと思います」と決意表明した。
女子硬式野球部の創部に大きな役割を果たしたのが、部長に就任した森士(もり・おさむ)氏。同校の男子硬式野球部を長年率い、2013年春の選抜大会では全国制覇を達成し、プロ野球選手19人を輩出した名将である。森氏の名声を慕って集まった選手、その保護者も多い。
森部長自身「ここの環境、雰囲気に共感を持っていただける選手、親御さんに集まっていただくことが基本。過大な募集をするつもりはありません。実際、一期生にスポーツ推薦や野球特待で入学した選手は皆無で、むしろ勉強の方の特待で入ってきた選手が何人かいます」とした上で、「親御さんたちが非常に熱心で、ご夫婦そろって公式戦を観戦されるケースも多く、選手の数よりもスタンドの親御さんの数の方が多いほどです。男子硬式野球部のこれまでの活躍を見て、期待感を持って来てくださった方々も多いようです」とうなずく。
★医療資格持つ専門スタッフ、学習サポーターも充実
監督の高田涼太氏は森部長の教え子で、2013年の選抜大会に4番・三塁手兼捕手として出場し、3回戦から準決勝にかけて3試合連続本塁打を放った実績を持つ。コーチの坂本一将氏も浦和学院高OBで、東洋大、セガサミー、BCリーグ・石川を経て、オリックスで2年間育成選手としてプレーした。初年度から指導陣の顔ぶれは豪華だ。
投手の藤原桜空(さくら)さんは5歳で野球を始め、小学生時代はリトルリーグ、中学生時代はシニアリーグで男子とともにプレーしていた本格派。「他の強豪高校の練習参加ではピンとくるところがなかったのですが、浦和学院の高田監督のご指導は自分にぴったり合いました。リリースの仕方を教えていただいたら、一瞬にしてよくなって、『ストレートの伸びがアップした』と言われるようになりました」と“浦学”を選んだ理由を説明する。
外野手の鈴木美優さんは「実は私は男子硬式野球部のマネジャー希望だったのですが、面接で落選してしまって……でも、女子硬式野球部の体験練習でみんなと野球をやる楽しさを知ることができて、入部することにしました」と明かした。10選手の中には中学時代、シニアリーグやポニーリーグで男子と一緒にプレーしていた選手がいれば、女子硬式野球チームに所属していた選手、高校で初めて硬球を握る選手もいる。
また、男子の高校野球を統括する高野連では、アマチュアリズムを尊重し、ユニホームにスポンサー企業のロゴなどを表示することを禁じているが、女子野球は管轄外。森部長は「野球人口が減少している一因として、用具代がかかることが挙げられます。女子野球を広めていくためにも、財政面でご支援をいただければと思います」と語った。
医療資格を持つ専門スタッフ、「文武両道」を実現するための東大、早大出身の学習サポーターなども整えているという。充実した体制の下、“浦学女子”は今後どんな成長を見せてくれるだろうか。
2025年6月30日 Full-Count配信