野球部 情報 - 管理人
2025/07/10 (Thu) 10:06:05
夏の高校野球埼玉大会が開幕 全139チームが行進、熱戦始まる
第107回全国高校野球選手権埼玉大会が9日、始まった。県営大宮球場での開会式では全139チーム(153校)の2601人の選手が行進。開幕試合は本庄が浦和東に6-1で勝った。12日間、138試合が予定され、決勝は27日午前10時から県営大宮球場で予定されている。
午前11時から始まった開会式では、埼玉栄の吹奏楽部の演奏の中、選手らが昨夏の優勝校・花咲徳栄を先頭に行進して入場。埼玉県高野連の斎藤明博会長は「固定観念にとらわれず、アドバイスの意味を問い続けることで大きな成長を目指して」と激励した。大野元裕埼玉県知事も「長嶋茂雄が(高校時代公式戦で)唯一、本塁打を放ったこの球場で全力のプレーを」と熱戦に期待をかけた。
また、式の前には長年の高校野球への貢献をたたえて杉戸農の吉原亨さん(65)に育成功労賞が贈られた。
選手宣誓を務めた坂戸西の金子陽樹主将(3年)は、「緊張しました」と笑顔で大役を振り返った。
宣誓の言葉は、マネジャーで記録員としてベンチ入りする松尾萌花さんと2人で考えた。感謝を一番伝えたかったといい、これまで支え続けてくれた家族や指導者、ともに戦う仲間たちへの思いを盛り込み、「感謝を胸に、克己の精神で最後まで戦い抜くことを誓います」と締めくくった。
6月の組み合わせ抽選会で選手宣誓が決まった瞬間は「まさか自分が……」と驚いたという。テスト勉強の合間に毎日練習し、万一言葉を忘れてしまっても慌てないよう、小さな紙に手書きした「カンペ」をユニホームのパンツの左ポケットにしのばせて臨んだ。自己採点は「堂々とやれたと思いますが、かんでしまったので95点です」とはにかんだ。
2025年7月10日 朝日新聞埼玉版掲載
Re: 野球部 情報 - 管理人
2025/07/10 (Thu) 10:33:17
第107回高校野球埼玉大会 夢を懸け熱戦開幕
★開会式139チーム行進
第107回全国高校野球選手権埼玉大会は9日、県営大宮球場で139チームが参加して開会式が行われ、開幕した。夢の甲子園出場を懸け、19日間にわたる熱戦の火ぶたが切られた。決勝は27日午前10時から県営大宮球場で実施予定。優勝チームが全国高校野球選手権(8月5~22日・甲子園)の出場権を獲得する。
午前11時、球場のセンターゲートから昨夏覇者の花咲徳栄を先頭に、最後の叡明まで全139チーム、計2601選手が入場行進した。大観衆がスタンドから見守る中、選手たちの顔は誇らしさと緊張感であふれていた。
グラウンドでは花咲徳栄の酒井煌太主将が優勝旗を返還。続いて県高校野球連盟の斎藤明博会長は「全力を出し切ったプレーは見ている人に感動を与えてくれる。各チームとも日頃の成果を存分に発揮することを期待しています」とあいさつした。
大野元裕知事は祝辞で「今大会は139チームがしのぎを削ります。勝ち負けにかかわらず、これまでに培われた努力、友人やチームメートとの絆、困難にもかかわらず克服するための挑戦は必ず次の一歩を導き出します」と選手たちを激励した。
最後に選手代表で坂戸西の金子陽樹主将が力強く選手宣誓。「野球人口が年々減少する中で、このメンバーと共に大会に臨めることを心から幸せに感じます。この大会に関わる全ての方々への感謝を胸に、克己(こっき)の精神で最後まで戦い抜くことを誓います」と球児らの思いを代弁した。
開幕戦は本庄が浦和東を6-1で下した。本庄は1-1の五回、1死二塁で酒井が右越え適時三塁打を放ち、勝ち越しに成功。八回には吉野、石井、今井の3連打などで3点を追加した。投げては五回途中から登板したエース今井が要所を抑え、最後までリードを守り切った。
大会は第2日の10日から本格化し、8球場で1、2回戦18試合を行う。入場料は一般800円、身分証明書を提示した中高生は200円。引率された少年野球、中学生チーム(引率者・保護者有料)、障害者(障害者手帳を提示)と介添者1人、小学生以下は無料。昨夏に続き、1回戦から勝利チームの校歌斉唱が行われる。
★Aシード・浦和学院 「全ては夏」出し切る
今春の県大会を制したAシード浦和学院が2年ぶりの王座を狙う。投打で万全の状態に仕上げ、開幕の日を迎えた。主将の西田は「チーム状態は良く、浦和学院というチームで一体感を持っている。今大会で139チームの代表になれるように気持ちは高まっている」と高揚感がにじんだ。
春季関東大会は準々決勝で選抜大会優勝の横浜に2―3と競り合った。全国屈指の強豪を相手に、長打力と投手陣の成長を示した。6月29日に行った横浜との練習試合で勝利。今月3日には同4強の健大高崎(群馬)との練習試合で最終調整。夏の主役をつかむ準備は整った。
チームに浸透する合言葉は「全ては夏のために」。昨秋の県大会準々決勝で浦和実に敗れてから、見違えるほどに組織力が上昇した。西田は「秋の敗戦からの成長は大きく、そのときとは違った姿を見せられるように準備をしてきた。持っている力を発揮したい」と気合十分だ。
2025年7月10日 埼玉新聞掲載